あのちゃん(ano)が2024年12月26日のインスタグラム投稿で着用していた、印象的な赤いNOELニット。クリスマスらしい華やかなデザインが話題となり、多くのファンが「どこのブランド?」「どこで買える?」と注目していました。
そこで今回は、実際に同じNOELニットを購入し、詳しくレビューしてみました。ブランドの背景から年代考察、コーディネート提案まで、古着好きの視点で徹底解説します。
NOELニットを実際に買ってみた
実際に同種同型のニットを買ってみたので紹介します。


カラーはレッド。ホリデーニット。
レディースアイテムと思われます。Mサイズを購入しました。
こちらはいわゆるアグリーセーターと言われるアイテムです。
アグリーセーターとは?
アグリーセーターとは「ugly Christmas sweater(アグリー・クリスマス・セーター)」の略で、
あえてダサくて派手なデザインが魅力のセーターのことです。
・真っ赤なボディに白と黒の小さなハート柄が散りばめられている
・NOELの文字が立体的な刺繍で目立つように配置
・袖と裾の緑×赤のボーダー柄がクリスマスらしいアクセント
・パフスリーブでレトロな80s〜90sの雰囲気を演出
NOELニットのディティール
ディティールをみていきます。



中央に配置された「NOEL」の文字周りには、クリスマスツリーやプレゼントボックスなどのモチーフが刺繍で施されています。特に木の実部分は立体的な刺繍になっており、手作業の温かみを感じられる仕上がりです。
ザ・クリスマスといった感じですが、細部は丁寧に作られている印象です。

プレゼントの箱は布テープが施されています。

ニットボディ全体は赤地にホワイトとブラックの小さなハート模様。


裾と袖はこんな感じです。

後ろ首元はボタンがついています。

前面首元はこんな感じです。クルーネック。

肩のデザインも特徴的。

肩パッドが入っているのは90年代らしい特徴で、当時のファッショントレンドを反映しています。

パフスリーブになっています。
ニットボディ全体は赤地にホワイトとブラックの小さなハート模様が規則的に配置されています。一見派手に見えますが、実際に着用するとハート柄が程よいアクセントとなり、思っているより着やすいデザインです。
ブランドはnorthern isles(ノーザンアイルズ) 年代は90s前半

ブランドはnorthern isles(ノーザンアイルズ)。アメリカ発のブランドで、1980年代〜1990年代を中心に、ホリデー(クリスマス)や季節感をテーマにしたニット製品を多く展開していました。大手百貨店向けに展開されていたこともあり、品質は安定しており、「Hand Embroidered(手刺繍)」のタグがついたニットが特に人気。
NOELニットの素材

素材は、54% Ramie(ラミー), 44% Cotton(綿), 2% その他繊維。
ラミーは麻の一種で、シャリ感があり耐久性が高く、発色が良いのが特徴です。
Knit in China / Assembled in Hong Kongとあり、この表記は、1990年代前半〜中頃によく見られた仕様ですので、このニットの年代も90年代前半~と推察されます。
ラミー素材のため、手洗いが安心。刺繍部分は特に丁寧に扱う必要がありそうです。
あのちゃんはインナーにブラウスを合わせてコーディネートしていた
あのちゃんはインナーにレトロなホワイトカラーの襟付きブラウスをコーディネートしていました。
コーディネートのポイント:
- 派手なニットに対してシンプルなブラウスでバランスを取る
- 白襟がニットの赤色を引き立てる
- レトロなアイテム同士の組み合わせで統一感を演出
この着こなしは、アグリーセーターを日常的に楽しむ絶好の参考例と言えるでしょう。
とても似合っていて、かわいらしいですね。
クリスマスにNOELニットを着て楽しんでいるあのちゃんが素敵です。
まとめ:90sアグリーセーターの魅力を再発見
あのちゃんが着用していたNOELニットを実際に購入してみて、改めて90年代のアグリーセーターの魅力を実感しました。
このニットの魅力:
- 一見派手だが、実は着回しやすいデザイン
- 丁寧な刺繍と縫製による高い品質
- 90年代のファッションカルチャーを体現
- 季節感を楽しめるユニークなアイテム
アグリーセーターは「ダサい」と言われることもありますが、それも含めて楽しむのがこのファッションアイテムの真骨頂です。あのちゃんのように、自分らしいスタイリングで90年代のアイテムを現代的に楽しんでみてはいかがでしょうか。
気分もあがりそうです。
以上、実際に買ってみたレポートでした。
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