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GUESS(ゲス)タグで見分ける年台判定-ヴィンテージ古着識別完全ガイド

ヴィンテージ古着の知識
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古着好きなら一度は手に取ったことがあるであろうGUESS(ゲス)。90年代ストリートファッションの代表格として、今なお高い人気を誇るブランドです。しかし、現在GUESSは多くの復刻アイテムを展開しており、「これって本当にヴィンテージ?」と迷う機会も多いのではないでしょうか。

今回は、GUESSのヴィンテージアイテムを確実に見分ける方法を、タグの特徴を中心に詳しく解説します。古着屋での買い物やオンラインでの購入時に、ぜひ参考にしてください。

M部長
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実際に購入したGUESSスウェットの写真も掲載しています。参考にしてくださいー!

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GUESSの歴史を知ろう

ブランド誕生からヒットまで

1981年、マルシアーノ兄弟によってアメリカで設立されたGUESS。彼らは南フランスから渡米し、アメリカンファッション界に新風を吹き込みました。

ブランドのターニングポイントとなったのが、3ジッパーの「マリリンジーンズ」。アメリカの高級百貨店ブルーミングデールズで販売されると、なんと数時間で完売。この出来事がGUESSの成功の始まりでした。

1980年代には、セクシーで印象的な広告キャンペーンを展開し、アンナ・ニコール・スミスなどのモデルを起用。ブランドの知名度を一気に押し上げました。

M部長
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3ジップのマリリンジーンズは、アンクル丈でスリムなシルエットが特徴的な革新的なアイテム。当時としては斬新だった足首のジッパーデザインが、80年代の女性たちに大ウケ。マリリン・モンローをイメージしたネーミングも含めて、GUESSのブランドイメージを決定づけた伝説的なアイテムと言えます。

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90年代の転換期

1993年は、GUESS史上重要な転換点でした。創業者の一人であるジョージ・マルシアーノ(Georges Marciano)が突然会社を離れ、保有していた40%の株式を兄弟に売却。この出来事は、後にヴィンテージ識別の重要な手がかりとなります。

90年代には労働問題や訴訟も発生し、製造拠点をアメリカからメキシコへ移転。この変化も、年代判別の重要なポイントとなります。

ヴィンテージGUESS識別の基本:ケアタグが全て

最重要ポイント:グリッドタグ

GUESSヴィンテージ識別の最も確実な方法は、ケアタグをチェックすることです。

ブランド創設から約20年間、GUESSのケアタグはほとんど変化しませんでした。この期間に使用された代表的なタグが:

  • 赤いグリッドタグ
  • 緑のグリッドタグ

これらのグリッドパターンのタグが付いていれば、間違いなくヴィンテージGUESSです(現代の復刻品を除く)。

90年代GUESSスウェット(緑グリッドタグ)- 軟式古着部実際購入品
90年代GUESSスウェット(緑グリッドタグ)- 軟式古着部実際購入品
M部長
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購入したGUESSスウェットは緑グリッドでしたが、同様のデザインで赤グリッドも存在します。ちなみにこちらのスウェット、思ったより肉厚で着心地が良いです。

ジョージ・マルシアーノ表記で年代を絞り込む

グリッドタグの中でも、さらに細かく年代を特定できる手がかりがあります。

1993年以前の特徴:

  • 「GUESS by Georges Marciano」の表記
  • ジョージ・マルシアーノの名前がタグやガーメントに記載

1993年以降の特徴:

  • ジョージ・マルシアーノの名前なし
  • 「GUESS」のみ、または「An American Tradition」のタグライン

この違いを覚えておけば、1993年前後の判別が可能になります。

製造国で見る年代判別

製造国の変遷

GUESSの製造国の変化も、年代判別の重要な手がかりです。

〜1993年頃:Made in USA

  • 初期のGUESSは主にアメリカで製造
  • 最も価値の高いヴィンテージ期

1993年〜2000年代初頭:Made in Mexico

  • 労働問題を受けてメキシコに生産移転
  • Tシャツ類は2000年代初頭まで一部アメリカ製も存在

2000年代以降:Made in China/Indonesia

  • 完全に海外生産へ移行
  • 現代のGUESSの主な製造国

重要なポイント: 「Made in China」や「Made in Indonesia」のタグは、ヴィンテージではない可能性が高いということです。

ロゴデザインの変遷

GUESS 90年代ヴィンテージスウェット 緑グリッドタグ 軟式古着部購入品

三角ロゴから文字ロゴへ

90年代後半から2000年代初頭にかけて、GUESSのロゴデザインにも変化が見られました。

90年代後半の特徴:

  • 伝統的な三角形の「?」ロゴの廃止
  • シンプルな「GUESS」文字ロゴへの移行

2000年代以降:

  • 「?」マークの使用頻度が大幅に減少
  • よりシンプルな「GUESS」ロゴが主流

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デニムアイテムの特別な識別ポイント

ジーンズ特有のタグ

GUESSのデニムアイテムには、通常のケアタグに加えて長方形のブランドタグが付いています。

チェックポイント:

  • グリッドタグと併用されることが多い
  • ジョージ・マルシアーノの名前が入っている場合は1993年以前
  • グリッドタグが切り取られていても、この長方形タグが残っていればヴィンテージの可能性が高い
M部長
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デニムアイテムも、Tシャツと同様の判別方法で問題なさそうです。

現代の復刻品との見分け方

復刻品の特徴

現在のGUESSは、90年代の人気を受けて多くの復刻アイテムを展開しています。

現代復刻品の見分け方:

  • 製造国:「Made in China」「Made in Indonesia」が多い
  • タグデザイン:モダンで洗練されたデザイン
  • 品質表示:現代の品質基準に準拠した詳細な表示

デザインは同じでも、タグは決して同じではないことを覚えておきましょう。

実践的な識別チェックリスト

購入前の確認事項

✅ 必ずチェックすべきポイント:

  1. ケアタグの確認
    • グリッドパターン(赤・緑)があるか
    • ジョージ・マルシアーノの表記があるか
  2. 製造国の確認
    • USA製またはメキシコ製か
    • 中国・インドネシア製でないか
  3. ロゴデザインの確認
    • 三角形の「?」ロゴがあるか
    • シンプルな文字ロゴの場合は年代を慎重に判断
  4. 全体的な品質感
    • 生地の質感や縫製の特徴
    • 経年変化の自然さ

まとめ:確実なヴィンテージGUESS識別のために

GUESSのヴィンテージ識別は、タグ情報が90%を占めると言っても過言ではありません。特に:

  1. グリッドタグ(赤・緑)= ヴィンテージの証
  2. ジョージ・マルシアーノ表記 = 1993年以前
  3. 製造国(USA・Mexico)= ヴィンテージの可能性大

これらのポイントを押さえておけば、古着屋での買い物やオンラインでの購入時に、自信を持って判断できるはずです。

復刻品が多く出回っている現在だからこそ、正しい知識を持って本物のヴィンテージGUESSを見つけ出しましょう。あなたの古着ライフがより充実したものになることを願っています。

M部長
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KingGnuの常田大希さんも、ヴィンテージのGUESSスウェットを着用していました。こちらも93年以前の「ジョージ・マルシアーノ」表記のものかと思われます!

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常田大希着用アイテムまとめ

常田大希さん着用アイテムのまとめはこちらから!

この記事を書いた人
M部長

軟式古着部部長。30代後半。小学校時代から代々木公園、明治公園のフリマに通い、古着選球眼を養う。
国内古着ECの運営、越境ファッションブランドの企画、古着リメイクブランドの設立など、古着と関わること20年以上。
古着の魅力を発信するため、副部長である妻と共に軟式古着部(当ブログ)を運営しています。

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